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たとえば夜に眠れなくなる。胃腸の調子が悪くなる。または外に出かけるのがめんどくさくなる。食欲がなくなる。大好きなお酒がおいしくなくなる。仕事のやる気がなくなる。突然涙もろくなる、などなど。あなたの心や身体に変調が現れた時、それはあなたの心や身体が発しているストレスの危険サインなのかもしれない、という話を前回にしました。一般的に人間は、高いストレスを2週間連続で受け続けていると心や身体がストレス危険サインを出してくるのです。そして、この危険サインを無視していると、今度はほんとうにストレスが原因の病理的な症状に発展していきます。たとえば胃潰瘍になる。またはうつ病的な症状になってくる。もしくはパニック障害を起こすようになるなどです。ちなみに、このような病理的な症状の出方には個人差がありますが、だいたいその人の体質的に弱い部分に出る傾向があるようです。
さて、そこで私たちは、こういった心や身体の危険サインを自覚した時には、まず自分が受けているストレスから回避する、もしくはストレスを軽くすることが必要になってくるのです。もしあなたに精神的に余裕があるのなら、とりあえずいまの自分の置かれている状態をじっくりと分析して、自分が受けているストレスの原因を突き止めてみましょう。たとえば職場の人間関係。もしくは家庭の問題。近所づきあい。または子育ての悩み。長時間コンピューターに向かっているためのテクノ・ストレス。スポーツ選手ならば自分が満足できる記録が出せない悩み。学生ならばテストのプレッシャー、などなど。人によっては、こういう問題が複合されている場合もあるでしょう。そういったストレスの原因が突き止められたのならば、まずはそのストレスの原因から遠ざかってみるというのがひとつの回避法です。
有給を使って会社を休む。スポーツ選手なら練習を休む。コンピューターに向かう時間を短くする。もしくは友だちと旅行に行って家庭を離れる。頭を切り換えてあえて子供のことを深く考えないようにする。カラオケに行ってテストのことを忘れる、などとストレスを感じる環境とは違う環境に自分を置いてみたり、またはストレスの原因を忘れるような気分転換ができれば、ストレスの蓄積から生まれる悪影響をある程度は軽くすることはできるのです。
ただし、誤解を招かないために言っておきますが、気分転換といってもストレス解消という意味では、ふだんコンピューターに向かって仕事をしている人がプライベート・タイムにパソコンのゲームに熱中していてもそれは気分転換にはなっていませんし、なんのメリハリもなくただボーッとテレビを見ているような過ごし方もあまり効果があるとは思えません。たとえば、ふだん寝不足気味の人はじっくりと睡眠を取る。またデスクワークが多い人が週末に運動をする。その反対に仕事で肉体を酷使している人が休みの日に本を読んだりパソコンに向かう。といったようなふだんと反対の行動、もしくは能力を使うことが、ストレス解消のために気分転換としては有効になるといえるでしょう。
しかし、現代社会の中で生活する人たちの中には、こういった単純な気分転換さえも思うようにできない人がいっぱいいると思います。そういった人はストレス対策としてとりあえずどうすればいいのかは、次回に説明することにしましょう。
青山カウンセリング・ルーム TEL&FAX03-3406-8183 http://www11.ocn.ne.jp/~aoyama/
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