悩み解決サークル

更新日2005317
連載コラム

探偵事務所事件簿 第5回
「偽装離婚の果てに」PARTV
総合探偵社MISSION  CEO 今村啓一朗



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それで当局へ・・・
ご主人の彼女の名前とか住所・務め先などわかりますか?

何も知りません・・・。ただ名前はミナコっていってました。

そうですか・・・
では、ご主人の勤務先からとこへ帰るかまず調査してみましょう。
このままでは、この奥様と子供たちは、路頭に迷う事になる。
何とか法的に処置が出来ないものか。ご主人の身勝手な行動で妻や子供たちに何の保証も無いなんておかしな話だ。


我々は、早速調査を開始する。

調査対象者:本木和夫(仮名)33歳 
大手IT関連企業勤務 年収550万


現場は、比較的大きいビルの17階にオフィスがある。
エレベーターは合計6機。このエレベーターは、地下の通路まで直で行ける。
地下通路は電車駅と連動しているので調査対象者が1階の正面エントランスから外へ出るとは、限らない。いわゆる、張込がやり辛い現場だ。
対象者の写真だけを頼りに張り込みを続行。

PM12:15
対象者らしき人物がオフィスから出てエレベーターに乗り込む。
対象者は、1Fで降り屋内にあるコンビニエンスストアへ入る。


調査員は、代わる代わる調査対象者の顔の確認をする。
調査対象者に間違いないようである。

身長170cm前後・中肉・黒色の短髪
濃いグレーのシングルスーツ・白にライトブルーのタテジマのYシャツ
鮮やかな黄色に赤とベージュの模様が入ったネクタイ。


どちらかと言えば頭の切れそうな感じに見受けられた。
当局の調査員は、この男性が調査対象者と断定し退社時をうかがう。


PM6:37
調査対象者がオフィスを出てエレベーター2号機に乗り込む。
地下1階で降りるとJR駅方面に歩き出す。

PM6:42
対象者はJR駅の改札手前で立ち止まり辺りを見回している。
バレたのか? それとも警戒をしているのか・・・


対象者は、あたりを見回すには絶好の場所を陣取り警戒しているようにも見えた。
約10分後、対象者の前に一人の女性が現れた。
対象者の顔は、ほころび対象者とその女性は、一緒にJR改札に向かう。
待ち合わせをしていた様子である。

女性推定26歳前後 身長160cm前後 痩せ型
髪型:茶 ロングストレート
服装:黒色のスカートスーツ・白色のブラウス・ベージュのロングコート
黒色の布製バッグ
※ この女性を第二対象者と記す。

 
PM6:56
対象者と第二対象者は、JR駅のホームで電車を待っている中
仲良さそうに会話をしている。

PM6:58
電車に乗り込む。

PM7:15
対象者・第二対象者いずれも電車を降り改札を抜け駅近郊のスーパーへ入る。
対象者と第二対象者は、沢山の食材をスーパーのかごに入れレジへ向う。
調査員は、対象者が袋詰めをしている隙をみてレシートを確認。
¥3836のレシート(牛肉・糸こんにゃく・白菜・豆腐・ウーロン茶・卵・しょうゆ等)
何の料理の食材か手に取るように判りやすい。

PM7:48
対象者と第二対象者は、スーパーを出ると徒歩で歩き出す。
(対象者がスーパーの買い物袋を持っている。)


対象者と第二対象者は、暫く歩くとあるマンションに入っていった。
閑静な住宅街に佇む7階建てのマンション比較的新しく高級そうなマンションだ。
調査員は、705号に入ったのを確認。そのまま監視は、続く。


AM2:00
対象者・第二対象者 共に動く気配なし。

明日の朝、出勤状況の確認をする為、監視カメラを設置した。

AM8:03
対象者が第二対象者と一緒にマンション705号から出てくる。
対象者と第二対象者は、電車駅方面へ徒歩にて向かう

AM8:07
対象者と第二対象者は、途中「クリーニング白桃」(仮名)に寄り、衣服をクリーニングに出している。
男性者のスーツ1着・Yシャツ2着・女性者のブラウスを出す。
そのまま電車改札口へ ホームで電車を待つ。

AM8:15
二人は、会社方面行きの電車に乗り込む。

AM8:34
対象者と第二対象者は、会社近くの駅で下りると別々に歩きだす。

AM8:40
対象者と第二対象者は、別々に会社に出勤するのを確認した。


調査員は、昨晩対象者が宿泊したマンションに戻り、マンションの名義人を割り出す事にした。
当局の鋭意調査によりこのマンション705号は、賃貸であり借主は、「本木和夫」と判明。なんと調査対象者である。


マンション705号の裏に回りベランダを確認すると男物の下着や靴下と一緒に女性物が干してある。
調査員の調べでは、ここ半年前に引っ越してきた事や、このマンションが2LDKであること、さらにこのマンションは審査が厳しく単身や独身は入居できない事などが、聞き込みや現状の調査で明らかになった。
また同居人が「婚約者:朝倉美奈子」となっており、依頼人である奥さんが言っていた「ミナコ」と一致する。
従って、調査対象者は、依頼人である奥様に女とスムーズに別れるため偽装離婚をした時期より若干早い頃にここへ女と引っ越してきた事になる。

我々は、この様子をしばらく監視する事にした。

次回へ続く



今村啓一朗 福岡県出身 37歳

中小企業における民事訴訟のあり方や、それに君臨する弁護士行政に疑問を感じ、自ら経営していた会社代表を辞め、探偵業界に身を投じた。民事事件に関する情報の収集と訴訟に関する証拠収集の技術を習得。業界最大手の探偵養成学校の講師のスペシャリストとして名を馳せる。
今村自ら機密調査機材として開発してきた機材は数知れず、製造した機器は、今や探偵七つ道具となっている。これからの犯罪防衛は自分で守らなければ・・自ら開発した機密調査機器をセキュリティ機器として考案。日本に唯一、一台しかない特殊調査車両の設計から開発まで自ら製造し2001年4月防犯機器会社設立に貢献した。
平成14年1月、福岡に総合探偵社MISSIONhttp://www.themissions.jp
を設立し全国でNO1の実績はTV・ラジオ・雑誌でなど数社に渡って紹介された。
平成16年3月 MC探偵学校http://themissions.jp/school/
を設立し現在までに多くの探偵を世に送り出して来た。
現在、総合探偵社MISSION MC探偵学校を始め 個人審査事業会社や
インターネットソリューションの開発・企画会社も経営。
                  (2005.1現在)

総合探偵社MISSION 0120−755−340  http://www.themissions.jp