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自分の経営する建築会社の経営の安定化をはかるために、2代目社長は友人A氏から紹介された経営コンサルタント会社を経営するS氏と、月25万円でコンサルタント契約を結んだ。そして、S氏の紹介でいくつかの仕事を受注した。
1998・春 経営コンサルタント会社S氏からの紹介の工事も完了し、いよいよ支払いの時期にさしかかった頃、この物件の契約先から連絡が入る。
現金払いから手形払いに変更する。との一方的な連絡だった。
必死に受け入れを拒否し続けた社長だったがS氏とも相談した結果、財務的な問題を抱えていた社長は飲まざるを得なかった。
3700万 180日の手形・・・。ちろん、銀行に持っていっても割ることのできない程度の振出手形。
不運なことは、まだまだ続いた。S氏から紹介されたほか3件も同じようなことを言ってきたのである。
社長は、S氏のところに飛び込み事情を説明した。
S氏「それは遺憾です。今から私が掛け合ってきます!」
こうして社長の会社は、ますます窮地に立たされることになった。
いろんな不安が頭をよぎる・・・。
社長は、S氏からの連絡を必死に待つ・・・深夜0:00を過ぎたころS氏より連絡が入る。
S氏「今の時間まで先方の会社で待っていたのですが・・・本日は終日出ていて連絡が取れないと・・・」
とりあえず、S氏に任せるしかない社長は、話をうまくまとめてくれるに違いないと思っていた・・・。
数日が経ち結局、社長は、全ての条件を飲まざるを得ない状態になってしまった。
S氏「手形の割引に全力を尽くしますから・・・」
当時、社長は金融の件には疎かったのでS氏の言うことに信じるしかなかったのであろう。
1998・夏 手形の割引をやってくれるところが見つかった。とS氏からの連絡が入り社長はホッと胸をなでおろした・・・。
S氏「その件で、是非お話をしたい。」
社長は、全てのスケジュールをキャンセルしてS氏のところに向かった。
S氏「やぁ〜。何とかできてよかった・・・そんな会社ではなかったんですよ。でも、やはり景気が冷え込んできているのでしょうね。どこも苦しいんでしょう・・・」
社長「それで手形のほうは・・・?」
S氏「えぇ。なんとか全額割引をしてくれるようになりましたが・・・」
条件は決して安くはなかったが社長は、もうそれを飲むしかなかったのである。
社長「実行してください。」
S氏「では、全部の手形に裏判をついて持ってきてください。」
社長は、言われたとおり全手形に裏判を押してS氏のところに持って行ったのだった。
1998・秋 社長がS氏の姿を見たのもこれが最後だった・・・。
結局、この社長が裏判を捺印した手形は合計6700万で、しかも振り出し先はこの後すぐに破産。その結果、裏判を押した社長にすべての責任がかかって来たのだった。
手形の振り出し先とS氏は、始めからグルで工事自体は、本当に発生したのだが建設主は、大元請けに全額支払済みで、大元請けも社長の会社に仕事を発注した下請けにすでにお金は支払い済みであった。
つまり、この社長は、実際は孫請けの仕事を請負させられていたのだ。
数日後、この社長も行方をくらました・・・。
なお、このS氏は、コンサルタント会社を今も運営している。
終わり
※「手形の裏判」についての解説はこのホームページを参考にしてください。
「http://www.houtal.com/ls/qa/business/bill2.html」
今村啓一朗 福岡県出身 37歳
中小企業における民事訴訟のあり方や、それに君臨する弁護士行政に疑問を感じ、自ら経営していた会社代表を辞め、探偵業界に身を投じた。民事事件に関する情報の収集と訴訟に関する証拠収集の技術を習得。業界最大手の探偵養成学校の講師のスペシャリストとして名を馳せる。
今村自ら機密調査機材として開発してきた機材は数知れず、製造した機器は、今や探偵七つ道具となっている。これからの犯罪防衛は自分で守らなければ・・自ら開発した機密調査機器をセキュリティ機器として考案。日本に唯一、一台しかない特殊調査車両の設計から開発まで自ら製造し2001年4月防犯機器会社設立に貢献した。
平成14年1月、福岡に総合探偵社MISSIONhttp://www.themissions.jp
を設立し全国でNO1の実績はTV・ラジオ・雑誌でなど数社に渡って紹介された。
平成16年3月 MC探偵学校http://themissions.jp/school/
を設立し現在までに多くの探偵を世に送り出して来た。
現在、総合探偵社MISSION MC探偵学校を始め 個人審査事業会社や
インターネットソリューションの開発・企画会社も経営。
(2005.1現在)
総合探偵社MISSION 0120−755−340 http://www.themissions.jp
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