











WHO IS HISASHI?
東京生まれ
・大学時代から米軍基地や国内外でのジャズ・スポット等で歌手活動を開始。4オクターブ近い音域を駆使した独自の歌唱は、グラミー賞歌手のクレオ・レーンからも絶賛される。彼が持つジャンルを超えた音楽性は、清水靖晃氏、村上ポンタ秀一氏、吉野弘志氏、ヤヒロトモヒロ氏等、日本を代表するミュージシャン達との共演を通して、多くのファンに支持されている。
・「日本アカデミー賞優秀音楽賞」3回の受賞歴を持つ谷川賢作氏とは、寺山修司追悼番組での共演を機に、"VOX POP"というユニットに発展、あらゆるジャンルの音楽、語学、そして自らの美意識の体現を軸に『歌うオブジェ』として活動中。
・さらに映画、演劇、CM、「JTB」イメージソングや、NHK「出来事 for WINDOWS」「TOYOTA CUP サッカー」等の作詞、作編曲や語りで『聴かせる空間の創造』を展開するなかで、「ジ・エキセントリック・オペラ」(EPIC/SONY)にゲスト参加するなどカウンターテナーの領域にまで活動の幅を広げている。
4th GUEST
俳優/声優 小宮和枝
小宮和枝(こみや かずえ)
■本名:小宮和枝
■出身:東京都
■血液型:A型
■星座:しし座
■所属:テアトルエコー
『うる星やつら』2代目ランや『タッチ』の上杉晴子、『ハーイ!アッコです』のアッコ役、『ER 緊急救命室』ケリー・ウィーバー(診療部長)や、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 』ウィリー・スコットなどなど、アニメや映画での吹き替えは数百本に及ぶ。女優としての活動はもちろん、ラジオドラマ、ナレーション、ゲーム等でも多くのファンを魅了しつづけるベテラン声優。
マグノリアの花たち
Steel Magnolias
■STORY
舞台はアメリカ・ルイジアナ州、小さな町の美容室。
店長のトゥルーヴィーはロマンス好き。
新人アシスタントのアネルは何かいわくありげ・・・。
前市長の未亡人クレアリー。いつも機嫌の悪いウィザー。
夫にちょっと不満のあるマリンと今日結婚式を迎える娘のシェルビー。
賑やかなんだけど、自分に自身がもてなくて、お節介なんだけど、やさしい・・・彼女たち。
1987年初演。実話を元に書かれたこの作品は、オフ・ブロードウェイで3年間のロングランを記録し、1989年に制作された映画版でも話題になった、等身大の愛すべき女性たちを描く感動作です。
■CAST
トゥルーヴィー:火野カチコ
クレアリー:太田淑子
マリン:高橋直子
ウィーザー:小宮和子
シェルビー:石津 彩
アネル:黒川なつみ
■上演期間
2005年7月13日(水)
〜7月18日(月)
■料金
4,000円(全席指定・税込み)
※24時間、HPでもチケット予約を承ります
http://www.t-echo.co.jp/
■お問合せ
テアトル・エコーSIDE B専用
080-3177-3800
■上演会場
恵比寿・エコー劇場
03-5466-3321
※クリックすると拡大します
■テアトル・エコー
住所:〒150-0011
東京都渋谷区東3-18-3
ホームページ:
http://www.t-echo.co.jp/
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HISASHI's
ライブ・インフォメーション
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『HISASHI&パリャーソ』
ヨーロッパ で人気の高い続木力、 作
編曲家としても幅広い活動を
繰り広げる谷川賢作のユニット
「パリャーソ」との共演!
パリャーソ はポルトガル語で
ピエロの意。2001年12月結 成以来、
全国各地でのライブ、コンサートは
既に100本以上を数え、
HISASHIを交えた今回 のライブは、
ファンならずとも必見モノです!
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『第六回 キャラクターと声』
〜キャバレーは芸能人の プロ根性を育てる虎の穴?〜
5TH GUEST
小宮和枝
(俳優・声優)
HISASHIの部屋5人目のゲストは、声優として、また舞台女優として活躍する小宮和枝さん。アニメ「うる星やつら」のランちゃんや「ハーイあっこです」のあっこちゃんから、ベット・ミドラーやゴールディ・ホーン、ジェニファー・ロペスなどの女優まで、いろいろなキャラクターを声だけで表現するプロだけあって、HISASHIとの会話の声の表情やトーンにも、なにか聴く人を引き込むような心地よさがある。そんな彼女を永遠の姉御とリスペクトするHISASHI。2人のそもそもの出会いは、いまからウン十年前の舞台だった。
アーパー美人でおっぱいが大きくて
"ウェーィッ"って感じの声だと、テロップ見ると
もうだいたいこみブーなんだよね(笑)
(HISASHI)
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HISASHI「今回はテアトルエコーの名優であります、小宮和枝さんをお招きしました。よろしくお願い致します(笑)」
小宮「こちらこそ、よろしく願い致します(笑)」
HISASHI「今日は尊敬と愛を込めて、あえて"こみブー"と呼ばせていただきます。っていうか、ベテランの俳優の方をこんな呼び方をすると怒られちゃうかもしれないんですけど、実はHISASHIの謎の子役時代から、もう付き合いとしてはウン十年なんですよね(笑)」
小宮「そうですねぇー、って言うと歳がバレちゃうわね(笑)」
HISASHI「当時のこみブーって、子供から見るとしんきくさい、怪しげな業界の大人ばっかりな中で、もう太陽みたいに輝いて見えたわけ。サイケな服装で、青シャドーでさ……」
小宮「エエ?! 私ってそんなだったっけ?」
HISASHI「僕らから見ると、もう憧れのスター的存在でした!!」
小宮「そういえば、青マスカラでね……」
HISASHI「そう思うと僕って、姉御肌の人に可愛がられて今日があるって感じだもの(笑)」
小宮「うんうん、そうだよね。私ハッキリ言って、あなたのことは可愛がりマ・シ・タ!!(笑)」
HISASHI「(笑)もうだから、僕はこみブーが来るとうれしくてねー」
小宮「当時私は、テアトルエコーに入る前の俳優小劇場っていう所の研究生だったのよね。で、NHKの夏の公演とか、舞台をやる時になると演出助手で手伝っていたのよね。その時HISASHIくんとかまだ小学生?」
HISASHI「そう。こみブーは当時からもう金髪に近い茶髪でバーッと逆毛立てたすごいヘアスタイルだったよね(笑)。それにサイケっぽい色のシースルーのシャツとかをサラーってはおって、ピンヒールのパンプスにGパンでカツカツって来くるって感じだったもの。そんな派手なファンション・センスだったから、演出助手をやりながら衣装なんかのアドバイスもしてくれてたんだよね。そういうオシャレなお姉さんって感じ。で、いつもいい香りがする、みたいな(笑)」
小宮「あなたはいまもそうだけど、小さい時も細かったからねぇー。すごく神経質な感じで、ちょっと手を差しのべてあげたい!って感じだったのよ。でも、HISASHIの周りは悪かったわよねー。だから、私とかがアドバイスしても聴いちゃいませんからね(笑)」
HISASHI「でも、こみブーはあまり教育!教育!みたいな接し方じゃなくて、ホントもう姉御って感じだったよね。だから、いまだにあの頃の皆が、"こみブーの胸に顔を埋めたい!"とか言ってね(笑)」
小宮「ゴメンね、胸ペロッとしていて(笑)……って」
HISASHI「"いいわよ! おいで!!"ってね(笑)。いま「アネゴ」なんてドラマがあるけど、当時からホントにいい姉御だったからね。だから、今日はこみブーをお招きできて光栄でございます、ハイ!! 前回は映画監督でもあり有名なマンガ家の神崎(将臣)さんが来てくれたのでテーマは「描写と声」だったんですけど、今回はもちろん女優さんとしても素晴らしい活躍をしているんだけれど、声優さんとしても大活躍のこみブーだから、テーマは「キャラクターと声」にしてみました」
小宮「ハイ、わかりましたー」
HISASHI「それで、こみブーって声の部分を担当するスペシャリストであるわけですが、こみブーには何種類、声の人格があるんでしょうか?」
小宮「エッ?!(笑)、いやー、実はやっているそばから忘れていっちゃってるのよ(笑)」
HISASHI「だから、どんどん新しいものを作っていけるのかもね。もしぜんぶ覚えていたら、それを引きずっちゃうものね」
小宮「これはちょっと余談になるかもしれないけど、自分が若い頃にやったものって忘れちゃっていることがけっこうあるのね。それでこないだも、テレビのお昼の再放送を台所に立ちながら見ていたら、"なんかちょっといいじゃない……この若手。威勢のいい若手が出てきたねぇー"って思っていたら、最後のテロップ見たら私だったのよ(笑)」
HISASHI「ホントに!?(笑)」
小宮「私はもう忘れちゃってるんだけど、自分が"アレッ?"って思うような引っかかりがあるっていうことは、自分がいまでもやっているような芝居の路線っていうのに、きっと通じるものがやっぱ若い頃からあったのよね」
HISASHI「逆に、"ナニ?! ちょっとこの新人……やる気ないんじゃない!"なんて思わなくてよかったよね」
小宮「そうね。もしそうだったら、私はずいぶんショックだよね(笑)」
HISASHI「HISASHI的には、こみブーというとベット・ミドラーの声が好きなんだよね。あと、最近あまり出なくなっちゃったけどゴールディ・ホーン。昔はソープオペラみたいな感じのB級コメディーには欠かせない人だったじゃない。ちょっとアーパー的な色気というか……アーパー美人でおっぱいが大きくて"ウェーィッ"って感じの声だと、テロップ見ると、もうだいたいこみブーなんだよね(笑)」
小宮「ちょっとイッちゃってる感じのね(笑)」
HISASHI「そうそう(笑)」
小宮「でも、お言葉を返すようですけども、いまでこそものすごくキャラクターがハッキリしている人の声を当ててるけど、あなたねぇ、ホントに二枚目のキレイなお姉ちゃんやっていた時代もあるのよ!! その時代は短かったけど(笑)」
HISASHI「そんな中で、こみブー自身がやりがいのあったというか、すごく印象に残っている女優さんは誰?」
小宮「私は個人的にゴールディ・ホーンは好きよ。だから、「潮風のいたずら」や大統領になっちゃう映画(「ゴールディ・ホーンのアメリカ万才」?)とかね」
HISASHI「フ〜ン。あと、最近はウーピー・ゴールドバーグもよくやってるよね」
小宮「ウーピーも最近は「17歳のカルテ」とかでは、いい脇役になっているのよね」
HISASHI「あれ?! 資料を見ると、ジェニファー・ロペスなんて美女もやってるじゃない!」
小宮「やってたのよ(笑)。きっと彼女も映画に出たばっかりの頃よね」
HISASHI「ジェニロペ! 可愛いよね!!」
小宮「あと、キャッシー・ベイツも好きだなぁ」
HISASHI「でも、こみブーはとにかく吹き替えの数が多いじゃない。それで、ちょっと思うんだけど、アニメーションと映画の吹き替えだとすこし違う感覚があるよね」
小宮「アニメの場合はある程度デフォルメして、私たち声優がキャラクターに命を吹き込むような作業だと思うわけ。動画に対して声を付けるっていうのはね」
HISASHI「なるほど、観る人には声優さんが付けた声で初めてそのキャラクターの声のイメージができるわけだよね」
二枚目とかカワイイ役はある時期誰でもできるわけ、
まぁ若い時期にね。で、そこからどう脱皮するかなのね
(小宮)
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小宮「でも洋画の場合は、名優と言われる人たちがすでに演じているわけだから、やっぱりそれ以上の色っていうのはあまり付けにくい……付けちゃうとマズイかな?と思ってね」
HISASHI「逆にいうと、洋画の方がテクニック的に難しい?」
小宮「そうね。だから、キャラクターの膨らませ方?!……リアリティーがないとぜったいにいけないんだけど、この役はここまでだったら許せるかな?っていうギリギリところまで膨らませるのが役者の醍醐味だと思っているのね。だから、"これはマズイか、どうか?"っていうボーダーラインまで作っていくのがゾクゾクするほど面白いのよね」
HISASHI「生きてる女優さん俳優さんだと、その人の間合いや息づかいが伝わってくるわけじゃない。だから難しいでしょ」
小宮「いや、ヘンな話ね、ずうっと長い1本の作品の中でチョコッ、チョコッと出てくる役の方がその人の息をつかむのは難しいのよ。ズーッと出てる人の方が、もう最後になったら呼吸が入るからやりやすいの。だから、セリフの多さとかとは関係なく、そういう役はトチらないですよ」
HISASHI「僕もアテレコをぜんぜん知らないわけじゃないからわかるけど、アテレコのトチリって微妙なものっていうか、ふつうのドラマとか芝居のNGとちょっと違う空気が流れない?」
小宮「そうね、妙な話、昔はフィルムの映写でアテレコやっていたでしょ。だから、まだ私が駆け出しの頃は、まず部屋が暗くなって、スクリーンに10、9、8……って出てくるじゃない。その時にだんだん緊張してきて、で、やってトチるじゃない。そうすると映写が止まって、カラカラカラってフィルムを巻き戻す音が映写室からもれ聞こえてくるわけ。その音が"オマエが悪い! オマエが悪い!"って言っているように聞こえるのよ(笑)」
HISASHI「うんうん(笑)」
小宮「いまはビデオになっちゃって、アッという間に戻るでしょ。だから、いまの若い人たちは罪悪感っていうとヘンだけど、そういうのが薄くなってきた気がするもの」
HISASHI「でも、そういうデジタル化の時代になってくると、いまの人たちの仕事に対する心の持ち様も変わってくるよね」
小宮「変わる、変わる。ことに、いまの若い人たちは反射神経もあるし、器用な人もすごく多いんだけど……」
HISASHI「でも、器用だけど……これは歌にもいえることなんだけど、いまの若い子って、ビートの取り方とかラインがみんな同じなんだよね」
小宮「あなたねぇ、もう目をつぶってアニメ聴いてごらんなさいよ。若いお姉ちゃんたちはみんな、"なんとかでぇ? それでぇ? なんかでぇ?"って(笑)、誰が誰だかもうわかんないのよ(笑)」
HISASHI「個性がない?」
小宮「個性というか……なんかアニメのカワイコちゃんに、引く声?……引く呼吸まで入れるっていうのはね、あんまりオッケーではないと思うんだけどね」
HISASHI「それもいわゆる、"萌え〜"っていうアキバ系のさ、ああゆう人たちの需要が大きいからじゃないかな? あとゲームとかね。ちょっとデフォルメの仕方が違うよね」
小宮「アキバ系とまでいかなくてもねぇ、私たちの世界はね、そういうファンの方々に支えられている世界でもあるのでね」
HISASHI「でもアニメって、いままでHISASHIがあまり興味を持って接してなかったから知らなかったけど、「タッチ」のお母さんの声もこみブーがやっているなんて、今日初めて知ったよ。「うる星やつら」のランちゃんとか。でも「うる星やつら」のランちゃんはこみブーキャラだよね」
小宮「まぁ、二重人格だから……(笑)」
HISASHI「(笑)……でもね、以前ナレーション入りの仕事でHISASHIが音楽付けて、"このナレーション誰?"って訊いたら、"エエ!! こみブーなの??"っていうくらい声が違っていて、やっぱりプロだなと思ったことがあったよ」
小宮「まあねぇ(笑)」
HISASHI「"このナレーションの人、落ち着いていて、NHKのアナウンサーの人かな?"くらいに思っていたらこみブーで、"エーッ!! なんでこんな声が出せるのー?"って驚いたけど……」
小宮「化けるのよ、女優って(笑)。それも高額のギャラが出るとねぇ……(笑)」
HISASHI「病院を舞台にしたドラマ、「ER」のケリー。HISASHI大好きなんだ〜、あの役やっている時のこみブーが。難しそうな役だよね」
小宮「あれは難しいわねぇー」
HISASHI「でも「ER」ともう1つ「シカゴ・ホープ」っていう別局の病院ドラマがあって、それのどちらも吹き替えをしていて、ある仕事の少ない声優さんから"こみブー、どっちかの病院だけにしてくれ!"って言われたっていう(笑)……あの話ウケたな」
小宮「そうなのよね。「ER」は先にやっていて、で「シカゴ・ホープ」の途中から出てくるレギュラーをやったら、「ER」のスタジオで、まぁみんなの冷たい目線がねぇ(笑)……"和枝は「シカゴ・ホープ」に魂を売りました!"みたいな(笑)。でも、2本は作り方も見せ方も違うしね」
HISASHI「そうだね」
小宮「これはちょっと苦労話ね。二枚目とかカワイイ役はある時期誰でもできるわけ、まぁ若い時期にね。で、そこからどう脱皮するかなのね。私の場合はちょっと脱皮が早かったんだけど(笑)……そういうキャラクターの違う役をつぎからつぎに振られてくると、どんどん役の幅が拡がっていくわけじゃない。それで、私自身はメゾソプラノ?ぐらいなのね。でも、役者の修練というか、修行の一環で長唄をやって名取をもらったのね。長唄をやると上の声がそのまんまで下の声の音域が拡がってくるわけ。それで下の音域も出るようになると役の幅も拡がるでしょ」
HISASHI「なるほど」
小宮「で、これはホントはあまりおすすめはできませんけど、そういう低い声を出す役が来た時に、私は前の晩気持ち飲酒をして……あくまでも気持ちよ(笑)、それで睡眠時間を削ります」
HISASHI「わざと? あえて?」
小宮「あえて。そうすると低い声になる……それはもうプロとしてそうするのね」
HISASHI「あのさ、キャリアを重ねていくとね。年齢じゃなくてキ・ャ・リ・アをね(笑)」
小宮「もう1回言ってもいいよ(笑)」
HISASHI「キャリアを重ねていくとね(笑)。研鑽を積んでない人ってそのままキーが落ちてくるんだけど、そうじゃない人って車でいえばエンジンの排気量が大きくなってくる感じだよね。若い頃はターボチャージャーでブェーンて行っちゃうのが持ち前でも、キャリアを重ねてエンジン自体が大型の高級車になってくるって感じ……そういう芸の幅の出方になるよね」
小宮「そうね」
同じ声優の声なのに、違うキャラクターを交互に観ると、
キャラクター自体のイメージが変化する時ってあるよね
(HISASHI)
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HISASHI「それは歌い手さんもホントにそう」
小宮「あと肝も座ってくるし……(笑)」
HISASHI「こみブーの場合は、それは最初から座ってたんじゃない?」
小宮「っていうことも言えるけど……でもねぇ、私、フルマラソンも走るし……」
HISASHI「そうなんだよねぇー!!」
小宮「そうなんですよ。だから、持久力とか肺活量とかもつける……」
HISASHI「こみブーの場合はすっごく好奇心旺盛だよね」
小宮「ああ、旺盛、旺盛!」
HISASHI「だからこそ、いろんなキャラクターに対しての引き出しを自分で作れるんだろうね」
小宮「無意識の内の好奇心かもしれないね。“これぞ!”と思うとクッてね…」
HISASHI「ウワバミも好奇心?!!(笑)」
小宮「好きですよー、お酒は(笑)。もう東西を問わず好きですよ!!(笑)。あとジャズダンスだってずーっと続けてて、もう華のチャンバレー(キャバレー)回りもしたんだから!! 温泉街の」
HISASHI「ウワァ、すごい!!」
小宮「そうよ〜、いろいろやりましたよ。あなたねぇ、キャバレーで酔っぱらってるお客さんを相手に歌って踊って……」
HISASHI「それってレビューだね」
小宮「そうそう。昔ね、ザ・ピーナッツさんが使った衣装をお借りして、でヘソ出しで、ツンブラ(パンツ&ブラ)で歌って踊ってね。でも、あなた酔っぱらったお客さんをこっち向かせるってことがどんなに大変か! もう舞台なんて最初から"芝居を見にいこう!"っていう能動的なお客さんの前でやるけど、そういうのとは違うじゃない!」
HISASHI「そうだよねぇー」
小宮「あれはものすごく勉強になりましたね」
HISASHI「僕もさ、実は健康ランド回りをしていた時期なんかがあったわけ(笑)」
小宮「へぇー?!」
HISASHI「それで、なにが辛いってさ、お客さんがみんな同じムームーかアロハ着ているのね(笑)。だから客席がみなん同じ色一色でさ、しかもみんな酔っぱらってるじゃない。そこでジャズだよ」
小宮「ああ、そうだよねー」
HISASHI「もうおじいさんなんかさぁ、"美空ひばりヤレー!!!"とかって怒鳴ってるわけじゃない……」
小宮「あなたもそういう経験あるんだ」
HISASHI「(笑) 銀座の某グランド・キャバレーで歌ったこともね。その店なんて、ベーシストの“先生”とか呼ばれてる人が2つぐらいしか音知らないんだよ。だからHISASHIが譜面出すと、それがぜんぶCになっちゃうんだから(笑)」
小宮「あらー(笑)……」
HISASHI「"エニーキーOK"はあそこで鍛えられたかな(笑)」
小宮「そういう時代もあったんだねぇー」
HISASHI「まあ、でも当時は当時でそれも楽しかったけどね」
小宮「私もキャバレーで踊ってた時に、バンドさんに気分を損ねられると音外されたり、リズム狂わされたりするのよ。だから、初日、中日、落(日)って、それこそ付け届けしてさ。私はすごく可愛がられたからね、よかったけど。終わるとすぐ"オイ、飲みに行くぞ!"っていうから、私は"ハーイ"って付いて行くからね(笑)」
HISASHI「(笑)」
小宮「ああゆうところってさぁ、音大出てる人とかけっこういっぱいいるんだよね。だから、内心いろいろな忸怩(じくじ)たる思いがあるのよね、"俺は本来こんなところにいる人間じゃない!"みたいなね。だから、けっこうね、ひねくれた方が多かったのよ」
HISASHI「まぁ、そういう世界もありますけどね……イヤー、でも今日はホントに楽しい! こみブーの資料を拝見してるだけでもう楽しいもの。ほんとにバラエティーに富んでいるよね」
小宮「なんか一代記が書けそうよね(笑)。でもホント、本人けっこう忘れてるのよ。だってねぇ、ほんとにいちばん忙しかった時って、だいたい収録って朝10時からなのね。で、10時に行って……いまみたいに前もってビデオを渡されたりしないから、映写というか試写観るだけ観て、それでほかの人はそのまま収録はじめるんだけど、私は観終わるとほかのスタジオに行って1本仕事して、でまた戻って観たものの仕事して、夜はまた別の仕事みたいな……1日3本から4本仕事していたもの」
HISASHI「ヘエー、そうなの?」
小宮「だって冗談抜きで、嫁入り前の娘だったけど、ジーンズでもパンツでも脱いだら脱ぎっぱなしで、そのままお風呂入って寝るでしょ、そのまま朝起きたら足を突っ込んで仕事に行くって感じだもの。そのくらい忙しかったのよ。でも、ちゃんと飲む時間はあった(笑)、なんでだろう?」
HISASHI「うん、それすごくよくわかる。どんなに忙しくても、飲む時間が向こうの方から勝手に現れてくるんだよね(笑)」
小宮「そう! そうなのよねー」
HISASHI「話変わるけど、あの怖い女、ネズミを食べる……」
小宮「ああ「V」の時の?」
HISASHI「そうそう、「V」っていうSFのテレビ・シリーズでネズミを食べる怖い女がいて、これはぜったいにこみブーだと思ったら、やっぱりそうだった(笑)」
小宮「そういえば私ね、雑誌の「ぴあ」にはみ出しなんとかってあるじゃない。それに"「V」のネズミを食べるダイアナと、「ハーイあっこです」のあっこを同一人物が当ててるのを恐ろしいと思うのは私だけでしょうか?"とか書かれたことがあるのよ(笑)」
HISASHI「でもさ、キャラクターと声って今回のテーマだけど、同じ声優の声なのに、違うキャラクターを交互に観ると、キャラクター自体のイメージが変化する時ってあるよね」
小宮「ああ、そうかもね」
HISASHI「僕の場合は「秘密のアッコちゃん」がそうだったな。「エースをねらえ」の音羽さんってすっごい意地悪な役を「アッコちゃん」の人がやってたわけ。"岡さん!!"とかってすごい意地悪なわけね。それでそれを観た後に「秘密のアッコちゃん」を観たら、アッコちゃんが"モコちゃん!!"とかって、けっこう意地悪な子に見えてきちゃったのね(笑)。そういうのってあるよね」
小宮「音羽なんとかって人でしょ。そういえば私、「新エースをねらえ」の時、音羽なんとかってやったのよね。そう! 思い出した!」
HISASHI「意地悪なヤツだよ」
小宮「意地悪よー。でも、意地悪だけどちょっと小物な意地悪でしょ(笑)」
HISASHI「そう! 小物な意地悪(笑)。「新エース〜」の時そうだったの?」
小宮「音羽でした! 音羽京子だったかな?」
HISASHI「ウッワー、ホント!! じゃ、今度ベット・ミドラー観たら意地悪に見えるかなぁ?」
小宮「ベット・ミドラーはもっとカワイイじゃない」
なにしろ原題が『スティール・マグノリア(STEEL MAGNOLIAS)』だから……。いろんなことがあって、それを背負えない男。
でも女はその問題に立ち向かっていくっていうね
(小宮)
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HISASHI「ここ最近、"声優になりたい!"っていう若い人が多いじゃない。そういう人たちになにかアドヴァイスのようなものってありますか?」
小宮「あのね、"声優になりたい!"って思っている若い方が行ける、それなりの養成所とか専門学校とかあるじゃない。でも、"そこを卒業したらすぐに仕事が来る"と思われているフシがあるんだけど、そんなことはぜったいにないと! で、声優だからってマイクの前の勉強ばかりで済むわけがない。私たちからちょっと下ぐらいの年代の声優さんって、舞台の経験がある人がほとんどだし、俳優の養成機関というか養成所に行っているわけね。私は芝居っていうのは、声優であろうと俳優であろうと、根幹は同じだと思うのよ。だから、そこをはき違えないで欲しいわけですね。マイクの前でカワイイ声だけ出せればいいっていうものじゃない!」
HISASHI「すばらしい! ホントにそうだよね」
小宮「それと、ちゃんと大きな声が出せるようになれば、小さい声はいくらでもトーンダウンできるんだから、"とにかく声を出してください"と……それでマイクに乗せないと……あなた、ねぇ、人によっては、マイクをなめるように近づいて録っているのよ! 私はそれは違うだろう!と言いたいわ」
HISASHI「すごく音楽業界と近いものがあるね。ところで、当然こみブーは舞台での活躍もあるわけだけど、HISASHIは何年か前にこみブーの芝居を新宿に観に行った時に、こみブーがおばあちゃん役やってるんで、もうすごいショックだったわけ」
小宮「そうよー。もうほとんどがおばあちゃん役よー。それで、今度はね、『マグノリアの花たち』という芝居なんですけどね。映画にもなっているのよね」
HISASHI「あの映画ステキだったよねー。すごく淡々としたリズムの中に、いろいろなことを考えさせられる映画だったよね」
小宮「いい映画だったよねー」
HISASHI「その公演は7月13日からだよね。なにか芝居の宣伝を……」
小宮「まぁ、映画をご覧になった方はいっぱいいらっしゃると思うんだけど、もともとは舞台劇なんでね。なんていうんだろう? 観ると元気になれると思いますね。もちろん涙もありますけども、ウェットじゃなくカラッとしたね……」
HISASHI「アメリカ南部の話で、いろいろな年代の女の人だけが出てくる話だよね」
小宮「ルイジアナの田舎町のね」
HISASHI「マグノリアの花にたとえて、女性の強さを表現した話だよね」
小宮「なにしろ原題が『スティール・マグノリア(STEEL MAGNOLIAS)』っていうくらいだから……。男が強いスティールなのかと思ったら、そうじゃなかったと……いろんなことがあって、それを背負えない男。でも女はその問題に立ち向かっていくっていうね」
HISASHI「女の人が観るときっと勇気をもらえるよね」
小宮「そう! それにきっと共感できる部分があると思う」
HISASHI「映画ではジュリア・ロバーツがやった娘が結婚する日から話が始まるんだよね」
小宮「舞台となるのは美容院でね」
HISASHI「それでシャーリー・マクレーンがやったウィーザーは誰がやるの?」
小宮「アタシよ、ウィーザーをやるのは」
HISASHI「いつも機嫌が悪いウィーザーだったっけ?」
小宮「そう! いつも機嫌が悪いのよ。もうお金持ちなんだけど、いつも怒っているの」
HISASHI「ところで、こみブーはテアトルエコーに入ってもう何年になるの?」
小宮「えーとね、32年?! 33年?! もうそのくらい」
HISASHI「劇団の重鎮は、熊倉一雄さんとか納谷悟朗さんとかですよね……。小粋な洋モノの作品を、ノンシャランと自然体で表現できる稀有な集団という感じを受けますが」
小宮「もともとウチは小劇場運動の先がけだからね。サロン劇みたいなね。でも、ドッカン、ドッカン笑うのもいいけど、なんかちょっとほくそ笑むとうかさぁ……」
HISASHI「そうそうそう。いい意味で大人のお芝居って感じがします。今日もこれからその稽古なんだよね。それで稽古場の感じはいかがですか?」
小宮「(笑)……妙な振り方をしましたね(笑)。ハイ、あのー、すっごく楽しいですよー(笑)。この微妙に溜めた間、わかる(笑)」
HISASHI「やっぱり女性だけのキャストのせめぎ合いの……」
小宮「正直言ってスゴイですよー(笑)。そうそう、そういえば舞台って、自分が舞台の奥に立てば立つほどに相手役はこっち向いて芝居すると、結果的に客席にオシリを向けることになるじゃない」
HISASHI「うんうん」
小宮「だからね、ある時に大先輩と2人でやる芝居だったんだけど、お互いに自分が後ろにさがろうと思うものだから、2人でどんどん後ろにさがっちゃってね(笑)。
相手役にオシリ向かせようって、舞台上ですごい戦いをしたことがあったわ(笑)」
HISAHSI「そうなんだ。やっぱり、こみブーはスティール・マグノリアじゃなくて、スティールこみブーなんだよね(笑)」
小宮「それってホメてる?(笑)」
HISASHI「いや、ホメてる、ホテてる(笑)。だって、こみブーはHISASHIにとっては永遠の姉御ですからーッ」
小宮「ありがとう!」
企画・協力:有限会社SERPENT
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