悩み解決サークル

更新日2006922
企業管理のお悩み解決! プロ直伝の管理術

第18回 「約束できる業務」

マネジメント・プロセス・コンサルティング株式会社
取締役副社長 中山和治



contents

トップページ

悩み解決掲示板

連載コラム



連載小説

癒しの写真館

メールマガジン



悩み解決ヒント集

お悩みゴングショー

タロット占い

チャットルーム

お役だちリンク集

会員登録・変更

私書箱



利用規約

広告について

お問い合わせ



第1回の記事を読む

第2回の記事を読む

第3回の記事を読む

第4回の記事を読む

第5回の記事を読む

第6回の記事を読む

第7回の記事を読む

第8回の記事を読む

第9回の記事を読む

第10回の記事を読む

第11回の記事を読む

第12回の記事を読む

第13回の記事を読む

第14回の記事を読む

第15回の記事を読む

第16回の記事を読む

第17回の記事を読む

第18回の記事を読む

第19回の記事を読む

第20回の記事を読む

これまでのコラムでは、管理することとは実際どのような事なのか(How)を説明してきました。今回はそのようにして管理が強化された結果、何ができるのか(What)ようになるのかを説明していきたいと思います。

さて、具体的な説明に入る前に少しおさらいも兼ねて、"管理すること"の構造を説明してみましょう。

1.見えるようにする(認識できるようにする)。
どんなことでも見えない事(認識できない事)を管理することは不可能です。一般的にいっても"管理しておけ"というオーダーを受けた人は、まずは管理する対象の現状をチェックすることからはじめると思います。ゆえに、現状が見えるようにする(認識できるようにする)ことは管理の第一歩なのです。


2.先々を見えるようにする(予測できるようにする)。
つぎに少しハードルを高くして考えると、今(現状)だけが見えている状態より、明日、明後日、来週、来月に何が起ころうとしているのかが見える(予測できる)ことが重要になってきます。簡単に言えば正しい予定/計画が認識できると、見えるということの意味・価値がさらに大きくなってきます。


3.いい状態か悪い状態かの判断をする。
現状や将来の予定/計画が見えたとしても、それがいい状態なのか、悪い状態なのかの判断がつけられないと、現在または将来に起こる可能性のあるいろいろな問題に対して対処のしようがありません。もし現状や予定/計画から何らかの悪い状態が見極められれば、それの対策を講じて、問題が起きるのを未然に防ぐことが可能なはずです。


この3つが可能になると何が得られるのでしょうか?

簡単に言うと、将来がしっかり見えている状態であれば、さらに新しい予定に対しての対応が可能か不可能かの判断を即座に下せるようになります。

つまり、顧客から新しい注文を受けたときに、今の段階の予定/計画から判断して、その注文がいつ完成し、納品できるかを約束することが可能になるということです。顧客の注文に対して納品する直前までのすべての活動を監視して、納品できなくなるような状態を未然に防ぎ、予定通り納品することが可能になります。

このような管理状態を"約束できる業務体系"すなわち"コミットメント・オペレーション"と呼んでいます。

しかし、ここで勘違いしていただきたくないのですが、すべて顧客の希望通り約束するということとは別です。ただ単純に顧客の希望をかなえるのではなく

1.顧客にこちら側の都合はしっかり伝える。すなわち先々の約束に対して、無理なくかつ完全に実行できる状態(スケジュール)を確保する。

2.それを確実に守る。約束が守れなくなるような要因は前もってチェックして取り払っておく。


ということを意味しています。

すなわち顧客の希望を出来るだけかなえるようにしてゆくことと、管理を強化するとは少しベクトルが異なっているといえます。

結論を言うと管理強化の目的は2つあると考えられます。

管理強化

管理体制を強化することで得られる結果は、意外と地味なことのように思われるかも知れませんが、上記の2つが完全に実現できれば、たとえ必要以上の資源(リソース)が無くても約束は確実に守れる、という意味で顧客の信頼度は大きく上がるはずです。

皆さんはご自分のお仕事の納期は約束できていますか? そして約束は守れていますか? 自身の身の回りでも考えてみてください。




中山和治 プロフィール

1968年生まれ。1991年に外資系タイヤメーカーに入社し、IE(インダストリアル・エンジニアリング)をベースとした社内コンサルティング部門に所属。以後工場内のレイアウト、機械/作業研究、在庫保管場所設計、JIT方式導入、工場内物流のデザインをなど担当。
その後物流部門にて、国内物流設計、営業所在庫配置基準設計意などを担当。
1996年にSAPジャパンに入社。生産管理コンサルティング部門所属。2001年よりSCMコンサルティングマネージャーになる。

2006年4月:マネジメント・プロセス・コンサルティング株式会社を設立。
取締役副社長に就任。


<コンサルティング実績>
重工業、電気メーカー、電子機器メーカー、食品メーカーなど製造業システム導入および業務改革,システム活用改善など。
SCM(サプライチェーン・マネージメント)診断、ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)活用診断の実施。

<マネジメント・プロセス・コンサルティング株式会社のサービス>
ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)の有効活用を基本とした、コンサルティングサービスを展開します。
日本企業のERP導入に関して、その効果を見出せていないという不満を解消すべく、ERPの導入目的、人材教育、実際の活用状態、改善ポイント、改修プロジェクトの仕切りなどを請負うコンサルティング会社です。
今後日本における製造業のサプライチェーンを中心としたマネージメント方法の課題に着目し、コンサルティングを行っていきます。

<会社概要>
名称マネジメント・プロセス・コンサルティング株式会社
所在地東京都中央区日本橋富沢町5-3 I.B日本橋ビル303
資本金1000万円
代表代表取締役社長 巻幡雄毅
事業内容:経営コンサルティングを中心とした会社運営、および業務の合理化、効率化のサポート